レントゲンの電圧と電流

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今回は、口腔内エックス線装置の管電流と管電圧について簡単な覚え方を説明します。
歯科医師国家試験では過去に以下のように出題されています。

103-A10
口腔内エックス線装置の管電流はどれか?1つ選べ

a 10μA
b 100μA
c 1mA
d 10mA
e 100mA

正答 d

 

105A-13
歯科用X線装置の管電圧はどれか。1つ選べ

a 60-70V
b 600-700V
c 6-7kV
d 60-7okV
e 600-700kV

正答 d

 

 

家庭用の1500Wと同じ!と考える

覚え方は簡単です。家庭用のコードのW(ワット数)を基準に考えると非常にわかりやすいです。
すなわち、、、家庭用のコンセントは100Vで1500Wまで使えます。つまり15Aの電流まで使えます。
ドライヤーとかレンジは1000-1500Wぐらい使ってしまいますよね。
つまり、

【家庭用】100V ×   15A  = 1500W

です。

レントゲン装置も同じ1500Wを基準に考えます。
(本当は違っていると思いますが覚えやすいので、こじつけています)
X線を発生させるために、大量の電子をターゲット(焦点)にぶつけたいため、
瞬間的に強力な電圧をかけてます。
家庭用の約1000倍です。
この昇圧をしているのは装置内の「トランス」です。
ただ1500Wは変わらないので、A(アンペア)は1/1000になります。
つまり、

【歯科用】100kV × 15mA = 1500W

です。

家庭用は、100V × 15A = 1500W
歯科用は、100kV × 15mA = 1500W

と覚えておくと大体の単位を覚えておくことができます。
実際には、デンタルx線は、
60-70Kv、10mA
あたりですが、忘れやすいため、私は上記のように記憶しています。

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