今回はこの問題です。
109B-5
正答 a
オープントレー法はイメージしにくい
インプラントはなんといっても印象法が独特です。特にもっとも精密に模型がつくれるオープントレー法 open tray impression は手順が複雑でなかなか教科書の写真と文章だけだとイメージがわきません。今回は動画をみて、クローズドトレー法 closed tray impression とオープントレー法の違いを頭でイメージできるようにしましょう。youtubeで20本ぐらいopen tray法の動画みましたが、その中で特にわかりやすかった4本を紹介します。
実際の臨床操作です。
- 印象用コーピングを口腔内のインプラント体にネジで固定
- パターンレジン+金属棒で2本を連結(よりタイトに動かないように)
- トレー試適(トレーに穴を開ける=オープントレー法の所以)
- シリコン印象剤を口腔内→トレー圧接
- 印象採得中にトレーから突き出た印象用コーピングのネジを外す=口腔内のインプラント体とコーピングが離れた!
- トレーを撤去(印象用コーピングも一緒にとれる)
- ヒーリングアバットメントを口腔内に。
- 「石膏に埋める用のインプラント体=インプラントアナログ」と「コーピング」とネジで固定
- ガム模型用のレジンを流す
- 石膏を流す
- 作業模型完成!!
(この動画では、8のインプラントアナログの固定まで)
CGです! オープントレー法(6分00秒ごろから!)
前半はクローズドトレー法を、後半にオープントレー法(6分00秒〜)を行っています。CGですごくわかりやすいです。印象採得中のトレイからコーピングを外す動作が無いのが残念!その他はガム模型→石膏流すところまで一連の流れが見れるのでかなりイメージ付きやすいと思います。
以下の2つも実際の臨床動画です。短めなので、他のも見て、次の操作を予想しながらみてみましょう。身につきます。
今回は以上です。