抜歯窩の治癒機転は1,2,34,5

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抜歯窩の治癒を覚えましょう。
抜歯窩の治癒機転は「1,2,34,5週」とおぼえます。
まずは、4段階の名前とそれまでにかかる時間を、まずおさえる。
それから、血餅や肉芽組織、器質化、仮骨、リモデリングなど重要な言葉の定義をおさえる。

 

 

抜歯窩の治癒機転は「1,2,34,5週」

1週|血餅期=とりあえずフィブリンで2次止血。抜糸は1週後が目安。
2週|肉芽組織期=上皮が閉じる。マクロファージに血餅が食べられ、肉芽に器質化する(置き換わる)
3-4週|仮骨期=肉芽から新骨にだんだん置き換わっていく
5週〜|骨改造期=リモデリングで骨をより強く

 

治癒の要は残存歯根膜

歯周再生療法でも歯根膜の組織が、非常に重要な役割を果たしていますが、
こちらの抜歯窩の治癒においても、残存歯根膜が、治癒にとって非常に重要な足場となります。
残存歯根膜が、肉芽組織の足場となり、器質化が進んでいくので、
抜歯窩をキレイにしすぎるのも、治癒が遅くなり、
ドライソケット(すごく痛い、けど、腫れは少ない)などの、治癒不全に陥ってしまいます。

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