MCVは小球性貧血か大球性貧血かを見分けれる値です。
MCV=ヘマトクリット/赤血球数(10^6mm/dl) ×10
で計算できます。
正常値はだいたい、
ヘマトクリット50%
赤血球数:500万(5×10^6)
なので、
正常MCV=100
になります。
(正常値はMCV=80〜100fL)
小球性貧血の場合
鉄が欠乏すると赤血球が小さくなります。
そうするとヘマトクリット値が小さくなり、
MCVが80以下になります。
巨赤芽球性貧血の場合
また、巨赤芽球性貧血になると、
ヘマトクリットは大きくなりますが、
赤血球数が小さくなるので、
MCVが100以上になります。