この二人の名前の術式やたら多くないですか?仕事できすぎる男たちだったので、どんどん新しい治療法を開発してしまったのでしょう。ということで、今回はこの2人の偉人の名前縛りでまとめます。
下顎枝矢状分割術
- オベゲザー原法(上の画像=下顎枝側寄りの骨切り線)
- オベゲザー・ダルポン法(下の画像=オトガイ側寄りの骨切り線)
※オベゲザー・ダルポンの方が、切断面の接触面積が大きいので術後の治りが早い。
上顎骨前歯部骨切り術
- バスムンド・ブンデラー法
上顎両側4の抜歯!歯槽骨のみ切って後ろにずらす。下顎両側4抜歯する下顎ver.はKole法。
歯頸縁切開
- バスムンド切開 (c.f.弓状切開:パルチ切開)
口腔前庭形成術
- バスムンド法:歯周外科の根尖側移動術に似ている…
- オベゲザー法:穴あけてそこからはさみで粘膜下をザクザク切って、可動性を持たせて、、、
(顎堤吸収して口腔前庭が狭い場合、入れ歯が入れやすくなる)
110-1 DES模試解説書より
B.オベゲザー法(下顎)
①舌側の粘膜は一次縫合し、顎下部より牽引する。②唇側の口腔前庭形成術と合わせ、頬側と舌側を顎骨の下を通す貫通縫合で固定する。
口腔外科学 第三版 医歯薬出版より