顎変形症の外科手術はよくやるのが、下顎はSSROと上顎 Le Fort Ⅰ型 なので、その2つはよいんですが、他の術式も覚えなくてはいけないです。しかも、開発した人物名の別名もあるので、結構わかりずらいです。
ちなみに抜歯をするのは、歯列の途中で骨切りする以下の3つです。これらは骨格性の開咬の治療など臼歯部には問題がない場合や、上下顎前突症のクイック矯正、などで行われたりします。
- Dingmann法(下顎骨骨体一部切除術)
- Kole法(下顎骨前歯部歯槽骨骨切り術)
- Wassmund法(上顎骨前歯部歯槽骨骨切り術)
究極にシンプルにまとめたので、一度、書き写すだけでも違ってくると思います。
下顎枝矢状分割術 SSRO(Obwegeser- Dalpont)
下顎骨垂直骨切り術 IVRO(Robinson法)
下顎枝水平骨切り術(コステカ法)
下顎骨体一部切除術(Dingmann法)=両側4の抜歯!骨体部全部切って後ろにずらす。歯槽骨だけ切るのはKole法
下顎前歯部歯槽骨骨切り術(Kole法)==両側4の抜歯!歯槽骨のみ切って後ろにずらす。上顎ver.はWassmund法。骨格性の開咬等によい。
上顎歯槽骨骨切り術(Wassmund法)==両側4の抜歯!歯槽骨のみ切って後ろにずらす。下顎ver.はKole法。骨格性の開咬などによい。